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the 指導者

法政大学 バドミントン部 升 佑二郎コーチ
法政大学 バドミントン部
升 佑二郎コーチ
―升コーチにとってバドミントンとは
私は中学生からバドミントンを始めました。それ以降、素晴らしい恩師に恵まれ、バドミントンの魅力をたくさん教えて頂きました。特にバドミントンの魅力は老若男女を問わず、様々な年代の方々と一緒にプレイができる点にあります。現在は、家庭婦人の方々、小・中・高・大学生と多くの世代とバドミントンを通して話をさせて頂き、とても貴重な経験をさせて頂いています。私にとってバドミントンは、学校でいう道徳の授業のようなものです。バドミントンを通して、人間性を育んでいきたいと思います。
―升コーチの指導者としての信念
将来的に大学や社会人で活躍できる選手の育成を目指しています。ジュニア期は、発育が早く、身長の高い選手や、幼少期からバドミントンを始めて技術的に優れた選手が勝ちやすいです。しかし、大学生や社会人で重要となるのは、考える脳力、そして考えたことを実行する能力が勝敗を左右します。どうすれば得点が取れるのか、ゲームの展開を有利に進めるためにはどのように配球をすれば良いのかなど、自ら考え、適切な答えを導き出し、それらを実行するための高い技術力が必要です。
ジュニア期には打ち方や動き方など、基礎的な動作を教える必要があります。しかし、一から十まで教えすぎてしまうことにより、自ら考えず、指導者の言ったことしかできない選手になってしまうことを危惧します。打ち方、動き方、さらに戦い方を自ら考え、その時々の状況に臨機応変に対応できる選手になってもらえるように考え方を教えることが重要だと考えています。
―これまでの選手育成・チーム作りにおいて、独自に工夫されてきたこと
どこのチームでも行なっている練習を同じようにしても、そのチームに魅力は感じられません。しかし、どこのチームでも行なっていない練習をした場合、そのチームのオリジナリティが感じられ、魅力が出てきます。今日まで神経科学的観点から技術が向上するメカニズムについて研究してきました。その成果を法政大学体育会バドミントン部の練習には取り入れています。より科学的に、世界一の練習を目指していきます。
―選手を指導する上で常に目指していること
最初のペンギンになれる人材を育てたいと考えています。ペンギンは、エサを取るために水の中に潜って魚を取らなければいけません。しかし、水の中にはシャチやアザラシがいて、食べられてしまう可能性があります。多くのペンギンは、なかなか水の中に潜ることができずに、氷のふちに立ち止まります。しかし誰かがいかなければエサを取ることはできません。そして、最初に水の中に潜り、氷の上に帰ってきたペンギンは勇者として崇められ、その群れの王様になるという話です。誰もやったことがないことをやる人に価値があり、最初のペンギンのように尊敬される人物になると思います。私の指導する選手達には、従来のバドミントンに対する考え方やこれからの人生について、固定概念をなくし、新たな発想で取り組んでもらいたいと考えています。
―このDVDを見る全国の指導者にメッセージ(選手へのアドバイス)
選手を育成する上で、指導者の声の掛け方はとても重要です。例えば、ドロップをネットにひっかけてミスをした際に、打点が低かったことがミスを原因だとします。その際、「打点を低くしないようにしなさい」と声を掛けるよりも、「高い打点で打ちなさい」と声掛けをした方が動作は改善されやすいです。つまり、どのような動作をすれば良いのかを直接的に伝えることが、選手にとっては理解しやすく、動作を改善させやすいです。また、他チームにはないオリジナルの練習法を行なうことにより、そのチームに価値がでます。そして、指導者が新たな発想で創意工夫することにより、選手が成長し、チームが発展していきます。
大学生を指導していて感じるのは、より技術的に高い打ち方や動き方、戦術を自ら考えることができない選手は伸びないということです。高校時代に指導者の言うことしか聞いてこなかった選手は、大学で自立した時に、自ら考え、成長するための手法を考えることができない場合が多々あります。基礎としての打ち方など教える必要のあることはたくさんありますが、将来的に重要となるのは自ら考え、実践する能力であるということを理解して、指導することが重要だと考えます。

発売:2014年
法政大学 バドミントン部 升 佑二郎コーチにバドミントンに
対しての熱い思いを語っていただきました!
升佑二郎コーチのDVDはこちらでご覧いただけます。 日本初のバドミントン博士! 升 佑二郎の最新科学トレーニング

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