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トップ指導者&選手特集

北陸学院高等学校 バスケットボール部
大倉 颯太選手 インタビュー

10月に開幕する岩手国体を前に、気合十分の大倉 颯太選手にロングインタビューを行なった。
台湾で開催されたアンダーアーマー・アジア・キャンプ SC Clinicでの思い出を皮切りに、北陸学院での生活、お兄さんとの関係、今年のチームについて、今後の目標など、多方面にわたりインタビューに応えてもらった。
北陸学院のエースとしてチームを牽引する大倉 颯太選手の素顔に迫る!

取材日:2016年10月1日

―まずはアンダーアーマー・アジア・キャンプ SC Clinicの話を聞かせて下さい。
国内のコンバインを勝ち抜いて、台湾キャンプの参加権を獲得した時の感想は?
インターハイが終わった後だったので疲労とかもあったんですけど、アンダーアーマーさんから素晴らしい機会を与えて頂いて、参加させてもらえて良かったです。周りもレベルが高いですし、やっぱり台湾キャンプに行きたいっていう人も沢山いたので、本当に皆の気持ちが強かった。ただその中で自分の持ち味を出すことが出来てホッとしたっていうか、嬉しかったです。
―ステフィン・カリー選手に対する今までの印象は?
自分はキャブスとスパーズのファンだったので、特別カリーの大ファンとかではなかったんですけれど、やっぱりカリーのことはすっごい尊敬していて、ブレも無いし、凄いなって思っていました。動画でワークアウトとか見たり、NBAファイナルも全部見たし、ハイライトプレイ集も見たりして、凄い選手だなと思っていました。
―実際にカリーに会ってみて本物のカリーはどうだった?
テレビとかだと他の人より細く見えたりして、他にもNBA選手でいっぱい格好いい人はいるなって思っていたんですけど、実際に本物のカリーを初めて見た時、オシャレで、ルックスも背が高くて雰囲気とかもあって、テレビで見ていた時とは全然違うなって思いました。
―オシャレで格好いいよね。
はい。むっちゃオシャレでした。
そういう所でびっくりしたっていうのが最初の感想です。
―プレイ面では?
やばかったです。凄い遊び心を持ってプレイしていたんですけど、例えば観客を沸かすためにわざと外したり、わざと決めたりとか。
外して外して、「次は決めるよ」とか言って絶対に決めていたんで、そういう所が流石だなって思いました。
―カリーとマッチアップして3Pを決めたんだよね。シュートが入った瞬間はどんな気持ちだった?
フィリピンの選手とか台湾の選手とかも凄い我が強くて、自分はあんまりボールを貰ったりとかしなかったんですけど。
だからあの時はまだシュートを打っていなかったんです。ボールを貰うとガツガツディフェンスに来るんですけど、自分はカリーとマッチアップして間が空いていて、だからもう打っちゃえみたいな感じで打ったら入ったんですよ。
月バスさんの写真とか、良い感じにチェックが来てるんですけど、実際あんな感じじゃなかった(笑)だから入ってびっくりして、会場も沸いたし、色んな人に凄いなって言われて本当嬉しかったです。
―カリーと話は出来た?
話はしてないんですけど、ハイタッチしながら「ナイス!」みたいなコミュニケーションはありました。
―キャンプには他の国の同年代の選手が参加してたけど、どんな印象?
やっぱりハングリー精神っていうか、そういう部分が全然違って、それが良いのか悪いのかって言ったら分からないんですけど。
でもこういうキャンプとかは、選手を選考する時そういう選手が優先されるというか、そういう選手に結構目がいくと思うんです。
そういう自分をアピールする所は日本人には無い所だと思うし。
逆に器用な所とかは日本人の方が、自分たちの方が全然あるなと思いました。
―テクニックは日本人の方があるけど、アピール面とかが海外の選手は強いのかな?
そうですね。
―他にも色々なキャンプに参加しているよね。その中で凄いなって思ったキャンプはある?
BWB(バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ)に行った時は本当に皆凄かったです。とりあえずドリブルつけなくてもシュートは入るっていう選手がいたり(笑)ドリブルつけなくてもダンク出来るとか、そういう自分の持ち味みたいなのを皆がそれぞれ持っていて。だから絶対ガードっていう人と、俺は絶対シューターだっていう人、俺は絶対センターだっていう人、俺はエースだっていう人みたいにタイプがしっかりしていて、そういう状況の中で自分にはこれだっていうものが無くて…
だからどの部分においても負けていて、そこはちょっとレベルが高いっていうか、そういう所だなって思いました。
―今回のキャンプは大倉選手にとってどんな経験になりましたか?
やっぱり皆が憧れているカリーに会えたっていうのはもう一生の自慢です。あと文化の違う他の国の人と交流出来たことが良かったです。
―コミュニケーションとか?
はい。更衣室とかも一緒に使ったり、そういう部分で小さいことでも沢山経験した方が自分のためになると思うんで、その時嫌でも今帰ってきたら凄い良い経験をしたなと思えるし。こういうキャンプは将来に活かせることだと思うので良い経験でした。
―英語はどうだった?
英語はもう全然喋れないですけど(笑)
―でもその場の雰囲気とかで出てくる言葉もあるよね?
そうですね、なんとなくですけど単語を並べて…
―将来英語は必要になると思うから勉強頑張らないとね(笑)
はい。
―それではここから大倉選手のことについて聞いていきますね。
まずはオーソドックスにバスケを始めたのはいつ?
小学校1年生の時です。
―お兄さんも北陸学院でプレイしていたけど、バスケ面でお兄さんの影響を受けたりする?
はい。兄とはタイプが違うんですけど、自分は結構自分のスタイルでやる感じなんです。兄はレクチャーされたことを表現するのが上手いです。メンタルもブレないし、そういう所は凄く影響を受けます。
―お兄さんとバスケの話をしたりする?
します。結構自分は言いたいことを言うんですけど、喧嘩とかにはならないです。兄が聞き入れるタイプだからかな。だからどちらかというと自分が「これってこういう方が良いんじゃない?」とか試合中に「こうして欲しい」とか言っても「ああ、OK」って対応してくれます。そういう感じでバスケの話をしたりします。
―ライバル意識は?
うーん、例えばプロに行くことになっても。やっぱり先越されたくないっていうか、そういうのはあります。
例えばインターハイとか、ウインターとかも・・・
―お兄さんが先だもんね。
そうなんです。
そういう部分で意識はします。
―中学時代からチームのエースとして活躍してきた大倉選手だけど、バスケットを辞めたいなとか、他の競技をやってみたいと思ったことはある?
結構あります。バスケは楽しいっちゃ楽しいんですけど。自分として一番結果が出ているので、そういう部分が楽しくてやっているっていうとおかしいですけど、続けてきたっていう感じです。他の競技はバスケを辞めてまでやりたいって思ったことはないです。でも遊びたいとか、そういうのは結構あります。
―遊びたいよね。10代だもんね。
でも辛くてもバスケをやるっていう…
はい、バスケしていないと落ち着かないです。どんだけバスケが嫌で、「もういいや」って思っていても、なんかボールが無いと無理かなみたいな(笑)
―禁断症状が出るくらいなんだ(笑)
はい(笑)
―北陸学院でのバスケ生活はどうですか?
バスケ部は本当に楽しいです!もう皆凄く面白くて。あと北陸学院って女子が多いんです。
―元々女子校だよね。
そうです。それで自分はあんまり仲良くないので、あんまり喋らないので、女の子とは…
―ええ!喋らないの!?もてるでしょ!
全然です!全然ですよ!
本当びっくりしますよ、教室とか行ったら。
なのでそこでストレス溜まるって言ったらあれですけど、あんまり教室ではっちゃけたり出来ないので…だからバスケ部にきてバスケしていると本当に楽しいんです。もう皆は家族的な存在です。
―いや、女の子がほっとかないんじゃないかなと思うけど?
全然ですよ。全く喋らないですもん。全然…
―クールだと思われてるんだよ。
そんなことないと思いますけど…
―では今後に期待ということで(笑)
はい…(笑)
―話が変わるけど、濱屋先生の印象を聞かせて下さい。
クールでポーカーフェイスなんですけど、凄く優しいです。
個人面談とか濱屋先生になるんですけど、後輩も先輩にしても凄く優しかったって言っていました。いつもクールなんですけど授業とか凄く面白いんですよ。
―面白い?ジョークとか言ったりするの?
いや、結構ドSで(笑)やばいです(笑)
―クールで、ドSで、でも優しいの?
はい、優しいです。
―飴と鞭だね(笑)
女子生徒にも人気があって授業も面白いし、頭も良いので。
回転が速くて面倒見が良いっていう感じで凄い。でも怒ったら、まぁ熱さがだいぶ…(笑)
―熱さが伝わってくる先生?
はい。
―今年のチームはどんなチームになっている?
一期生は、凄いタレント揃いで上手な選手ばっかりで、それぞれの意見を持っていたりしたんです。でも今のチームの1個上の先輩はなんか頼りない(笑)凄い面白いんですけど「俺が俺が」っていう感じじゃない。合わせるタイプの選手が多いんです。
でもだからか、合わせのプレイとか覚えるのが凄く早くて、今の先輩とやりやすいなって思います。アジャストが早いです。
―アジャスト能力が高いのは素晴らしいね。
はい。それでいて面白くて、気が利く人ばっかりです。
自分たち同年代も、凄く仲良いです。全体的に仲良くて、だから練習もあんなにきつくても皆で頑張れるっていう所もあると思います。試合になってもチーム力というか、ベンチも試合も良い雰囲気で、応援もいい雰囲気で凄いまとまっているチームだと思います。
―自分のチームでの役割はどんな所?
やっぱり自分の役割は点を取ることです。
その中で自分がゲームの中心になっている時もあるので、そういう時にイライラしたり、メンタルがブレるとチームに迷惑がかかるので、そういう部分で自分が引っ張ってチームを団結させるっていうか、チームの中心になるっていうことが今は役割だと思っています。
―WCの石川県予選ではアップ中にダンクをしてリングを壊した動画が上がってるけど…リングしょっちゅう壊すの?(笑)
いや!あんまりないです!スプリング入っていてパコンてダンク出来るんですけど、なんかあれは、会場が間違えたんですよね。ゆるゆるで。パァンてやったら壊れて、なんか凄い俺のせいみたいになっていて…
―濱屋先生も心配そうに見てたもんね(笑)
そうですね。
―あの後は会場さんが直してくれたんだよね。
はい、とりあえずリング変えて直してくれたんですけど、結構色んな先生にも「おい~」って言われるんですよ。いや、これはリングが悪いんですよって言っているんですけど(笑)あの時は凄い気合も入っていたんで、勢いでバァンて…
―じゃあその気合を込めてWC本選の目標を聞かせて下さい。
ウインターはまだ組み合わせも決まってないんですけど、メインコートに立ちたいです。とりあえず立ちたいです。
今年、自分たちはインターハイでベスト8に入ったんですけど、凄くレベルが高いと感じました。ベスト8に入れるチームは他にも全然いたし、自分たちがウインターに出てもベスト8が確定しているとかはそんなこと全く無いので。
大濠とかノーシードなので対戦すると思うと怖いです。
だから一戦一戦勝ってメインコートに立つことが目標です。
―自分の見てほしいプレイは?
プレイはいつも通り点数を取ることはもちろんなんですけど、落ち着いたプレイというか、綺麗なバスケットって言ったら変ですけど、相手をチームとして完全にやっつけるバスケを今練習しているので、そういった部分を見て欲しいです。
あと、ウインター予選の決勝はあんまり機能出来なかったんですけど、そういう自分を止めにくる相手に対しても…
―徹底的にマークされるもんね。
はい、自分が下がってから良い流れになったんですけど、自分が下がらなくても役割を変えてすぐアジャスト出来るようにしたいです。
―大倉選手の今後の目標を聞かせて下さい。
高校だと、強いメンバーが全国に散らばってるじゃないですか。
だから日本一目指すのも本当にきついです。でも大学で強い大学に進学して、リーグ戦だったり、インカレだったり、オールジャパンにも出てみたいです。
大学でもっと活躍して、大学のリーグは日本一に一番近い所だと思うので、日本一を経験したいなと思います。
それでBリーグに行きたいです。凄い教室でも話題になってるんですよ。Bリーグのことが。
そういう風にメジャーになってきたと思うので、そこで活躍したいっていうのと、(富樫)勇樹さんとか、プレイしたいし、(岡本)飛竜さんとか、そういうレベルの高い選手とプレイしたいっていうのが目標であり、夢でもあります。
―ありがとうございました。岩手国体、ウインターカップと頑張って下さい。

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