全校生徒100人足らずのある中学校が、平成11年夏の全国大会決勝に於いて、同じ九州勢を相手に大健闘しました。そのチームを率いる高倉聖史先生は、“生徒は初めから出来ないもの”という考えのもと、いきなり完成技を教えるのではなく、まずは“出来ることから始めて行こう”と、ひとつひとつ段階を踏んで技を修得させて来ました。まだ人間形成の途中である子供達に、比較的高度な武術を一から教え、また楽しみながら上達へと導いていく・・・。どうしたら理解してくれるのか、どのような方法が新しい技への第一歩となるのか、自身の発想を形にして稽古に取り入れて来たのです。例えば今回の練習の中に頻繁に用いられている『補助棒』。これを使用してからは飛躍的な上達が見られたといいます。独自の観点から生徒達を見つめ、工夫を凝らした稽古法が浸透し、全国大会という大舞台で大いに活かされた。その中身をここにご紹介します。
発売:2000年
本作の映像は発売時のVHSデータを元に製品化しています。
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※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。