京都橘高校が積極的に実践し、着実に成果を上げている「ダッチビジョン」に迫る!
「ダッチビジョン」とは、オフェンス時はもちろん、ディフェンス時においてもゲームの主導権を握ることで、常に試合展開を優位に進めていこうとする考え方です。
本作では、その思想を体現する京都橘高校のトレーニングに密着。
「ボールを保持しているかどうかに関わらず、相手選手をコントロールする」というコンセプトを、どのように選手に考えさせ、プレーとして確立させていくのかを紹介しています。
練習では、ウォーミングアップから始まり、パス&コントロール、ポゼッションへと段階的に負荷と難易度を上げていきます。
ミスが生まれる中で、選手自身が「今のミスは判断ミスか、技術的なミスか、あるいは準備不足によるものか」を理解しながら、次のステップへと進んでいく。
こうしたドリルの一つひとつに、「ダッチビジョン」の思想が根付いています。
指導スタイルは、「シンクロ・コーチング(プレーを止めずに指示を与える)」を主体とし、あえて「フリーズ(プレーを止めて直接指導する)」を避けることで、選手が自らゲーム状況を読み取る力を育てていく点が特徴です。
強豪・京都橘高校が実践する、思考するサッカーの指導法をぜひ体感してください。
※本作品のストリーミング映像はSD画質となります。
発売:2013年
実技:京都橘高等学校サッカー部
第91回全国高校サッカー選手権大会(2012年度)では、2度目の出場で準優勝の成績を残す。高校選抜、国際ユースサッカー大会日本代表選手を送り出す、期待の注目校。
【主な成績】
2007年全国高等学校総合体育大会サッカー競技(佐賀インターハイ)出場
第87回全国高校サッカー選手権大会出場
第91回全国高校サッカー選手権大会準優勝
関西プリンスリーグ1部5位(2012年)
~このDVDを見る全国の指導者にメッセージ~
「Dutch Football」とは、オフェンス時もディフェンス時もイニシアティブをとりながらゲームを進めていくという考え方です。
基本的にはオフェンス時もディフェンス時もマイボールが理想ですが、実際のゲームでは、ボールを奪われることもあります。その場面では、自分たちのオーガナイズされたディフェンスの範疇で相手をコントロールしながら、ボールを奪った時にスムーズにオフェンスに移行できるようにディフェンスを行なうことを常に目指しています。
一見、他のチームと同じようにプレーしていても、選手の中では少し違った考え方を持ったり、ゲームの見え方ができるようになっていると思います。
京都橘高等学校サッカー部監督 米澤 一成
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。