金善淑コーチが2012年ロンドン五輪日本代表「佐藤冴香」選手の専任コーチとして1年目に行ったのは、フットワークの一からの指導と、トレーニングを通じた基礎体力の強化でした。
高いレベルにある選手でも、癖や無駄な動作による対応の遅れといった、矯正が必要な部分は少なからず存在します。
すでに世界ジュニア女子シングルス準優勝の実績を持つ佐藤冴香選手に対しても、金コーチが指導したように、基本の見直しは決して遅すぎるということはありません。
本編では、日本人選手に多いプレースタイルの特徴から、ウィークポイントとなりうるフォームや動作を徹底的に分析。
そこから、韓国での指導方法を基にした問題点改善のための練習方法を理論的に解説しています。
金コーチ自身のプレーヤーとしての経験と、日本・韓国両国の指導スタイルを熟知しているからこそ実践できる、数多くの練習方法をお届けします。
こんな人におすすめ!
✅基礎からフォームを見直したい
✅動きの癖を矯正したい
→ グリップや構えなど「基本の再構築」で無駄のない動きを習得!
✅トップ選手の実践練習法を参考にしたい
→ ロンドン五輪出場の佐藤冴香選手が実際に行ったメニューを収録!
発売:2013年
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。
File1「金 善淑によるコーチング ~フォーム・スイング編~」 (37分)
多くの日本人選手がフォアハンドとバックハンドの切り替えの際に、グリップの握り替えによってショット動作が遅れることを指摘。その問題を解決するグリップの握り方を解説します。
また、スイングではコンパクトな振りで力強い球を打てるようになる独自の素振り練習方法を紹介します。
◎ラケットの持ち方・構え方(・グリップ ・ラケットの構え方)
◎基本スイング(・スナップ ・レシーブ ・ドライブ ・クリアー ・ジャンプスマッシュ ・バッククリアー)
File2「金 善淑によるコーチング ~フットワーク編~」 (61分)
無駄な動きを排除したフットワークとスイングは、試合で必要とされる動きを基本動作から徹底的に練習します。
前方、サイド、後方のショット内容に合わせて一連の動きを組み立て、より効率的な動きに仕上げていきます。
さらに、応用練習としての羽根投げフットワークでは、シャトルを投げる側がどう相手を動かすのか、練習効果を向上させるための指導のポイントも解説します。
◎フットワーク(前方のフットワーク・サイドのフットワーク・後方のフットワーク・後ろ→ストレート前のフットワーク・後ろ→クロス前のフットワーク・フットワークパターン練習・羽根投げフットワーク)
File3「金 善淑によるコーチング ~ストローク編 I~」 (51分)
ドライブの練習は、常に攻撃を意識し、速い球やつなぎの球でしのぐ対応など、実戦に近い形で行います。
プッシュやプッシュレシーブでは、ラケットの角度によるシャトルコントロールの方法を解説します。
また、同じフォームから繰り出すドロップやクリアーなど、常に実戦を意識した練習方法についても紹介します。
◎基本ストローク I(ドライブ・プッシュ・プッシュレシーブ・ドロップ・クリアー)
File4「金 善淑によるコーチング ~ストローク編 II&実戦練習編~」 (51分)
シャトルコントロールを自在にし、角度とスピードが乗ったスマッシュを打つための練習に加え、ロビング、ヘアピン、クロスネットなどのストロークについても解説します。
さらに、佐藤冴香選手が普段行っているトレーニング、ノック、パターン練習も紹介します。
◎基本ストローク II(スマッシュ・ロビング・ヘアピン)
◎佐藤冴香選手の実践練習法
【ロンドン五輪出場を果たした実践練習法】(トレーニング・ノック練習・パターン練習)