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清明学園中学校 ソフトテニス部
高橋 茂監督 インタビュー

清明学園中学校ソフトテニス部を初の全国大会優勝に導いた高橋茂監督に、全国大会の様子やこれまでの練習、今後の目標を伺いました。全国大会から一週間、早くも新チームで新たなスタートを切った高橋監督が目指す今後の目標とは!?

取材日2018年8月31日

―全中優勝おめでとうございます。
ありがとうございます。
―全国大会を振り返って、感想をお聞かせください
都大会・関東大会・全国大会ともに暑さ・雨・風などの影響をたくさん受けながらも彼らが練習したことをしっかりと出しきってくれました。
―今大会の勝因は何だったのでしょうか?
単純に的を絞って練習したことを出してくれたことと、一番きつい時に、生徒それぞれよく我慢してくれたことが大きな勝因でした。
―印象に残っているゲームはありますか?
沢山ありますが…2回戦の3番勝負に入るときに、3番手の選手があまりの重圧で泣きながらコートに入ろうとしたことですね。
エースの子も必ず全勝でいけるとは思ってないので、どこかで3番勝負になることも予想はしていたので、「準備はしておくように」と言っていましたが、永嶋くん(永嶋太一くん)のペアの増田くん(増田颯太くん)が試合前に「先生どうしよう…」って泣き出してしまったんです。みんなに励まされながらコートに立ち、1ゲーム目を取ってからは一気に気持ちが入ったようでした。そのまま勝ちきってくれたので、印象に残っています。
―上宮学園との決勝戦は予想されていましたか?
近年、全国大会で常に上位争いをしていて選手・指導者が常に一体感をもって勝負してくる素敵なチームなので予想はしていました。
―「練習してきたことがしっかり出せた」と伺いましたが、具体的にはどのような練習をしてきたのでしょうか?
DVDでも紹介させていただきましたが、サービスレシーブからの攻撃・相手に振られた時の対応・ショートボールの対応・前衛のゲーム後半の攻め方です。
―高橋先生からみた、今年のチームの印象をお聞かせください。
中3の生徒は、本人たちもよく理解していますが、テニスセンスがない生徒ばかりでした。
例えば、キャッチボールも出来ない生徒もいました。全員がそれを理解した上で目標達成に向けて努力を積んできた結果でした。とくに7月に入ってからのそれぞれの伸び・成長が著しかったことを見て私が練習につけないときも手を抜くことなく自分たちでしっかりと取り組んできたことを感じました。
―関東大会3位で全国大会出場を決めましたが、選手のモチベーションはいかがでしたか?
負けで終わりましたが、2組ともファイナル負けで僅差の負けであったので、全国までに修正すれば勝負になると確信できたので、生徒自身も気持ちが下がることはなかったです。
ただ、写真を見返すと生徒たちが下を向いていたり、悔しそうな表情をしていたので、本人たちは悔しかったのだと思いました。
―試合前には選手たちにはどのような声をかけられましたか?
自主性・主体性をもって取り組んできた1年であったので、自分たちでやるようにと伝えました。
特に変わったことは言っていません。いつも毎日言い続けたことを確認しただけでした。
―保護者も含めた応援団が印象的な清明学園中学校ですが、チーム力向上の秘訣を教えてください。
全国大会前夜、生徒・保護者でミーティングをしました。そのときに、生徒から保護者へ感謝の気持ちと決意を綴った手紙を読んでもらいました。保護者も感動的なお話を熱く語ってくれたので、全員でひとつになり初戦から入ることが出来ました。
―今年は異常な暑さが続いていましたが、対策や工夫されたことはありましたか?
水分補給だけでなく、夏野菜(スイカやトマト、キュウリなど)を合間にとらせたことが良かったと思います。
「飲む」だけの水分だけではなく、咀嚼をして水分を摂取するよう心がけました。
また、全体のインターバルのほかにも個人的に水分補給や休憩を取るようにしていました。暑さの感じ方は個人によって違うので、無理をさせないことを最優先にして練習を行なっています。
なかには10分に1回のペースで休憩する生徒もいましたが、それでもいいと思っています。
―最後に、今後の目標をお聞かせください。
可愛い愛娘の子育てがあるので、少しはゆっくりしようと思いましたが、団体メンバーのうち3名が残るし応援にきた後輩たちも東京に戻り「 この一年間、死ぬ気で頑張る 」と家族に宣言した生徒もいますので彼らが目標に掲げる2連覇に向けてまずは都大会を勝ち抜ける力をつけられるようサポートしていきたいと思います。
―2連覇に向けてこれからも頑張ってください。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。

清明学園中学校
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