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神奈川大学 男子バスケットボール部
小酒部 泰暉選手 インタビュー

第74回目となるトップ指導者&選手特集では、神奈川大学男子バスケットボール部のエース小酒部泰暉選手のインタビュー記事をお届けします。
中学、高校まで全国大会とは無縁のバスケットボール人生を送ってきた小酒部選手。
幸嶋監督をはじめ、神奈川大学というチームに巡り会うことで一躍トップ選手の仲間入りを果たした彼は、どんな思いを抱き昨シーズンを戦っていたのか。シーズンを振り返りながら、チームのこと、私生活のことなど多岐にわたる質問に答えていただきました。

取材日2019年3月16日

―時間は少し経ってしまいましたが、昨シーズンお疲れ様でした。創部初となる関東1部のリーグ戦は如何でしたか?
ありがとうございます。1部で試合をすることに対して最初は凄く不安がありました。チーム自体もそこまで大きくはないですし、1部に上がった年は4年生主体のチームだったので、その主力の先輩たちが皆、卒業で抜けてしまい、不安はかなりありました。ただ、幸嶋監督や先輩たちが「やることは変わらない」と言ってくれたので、落ち着いたというか、自分たちらしく頑張るだけかなと思い、リーグ戦を迎えた感じでした。
―初戦は1点差での黒星スタートとなりましたが、2試合目では逆に1点差で勝ちきることが出来ましたね。チームの雰囲気は如何でしたか?
2試合目の中央大学戦は勝つことが出来たのですが、その後に連敗が続いてしまって、苦しい雰囲気が続きました。だけど、そういう時に4年生が皆に声をかけてくれて、苦しい状況ではありましたけど、チームが一つにまとまって、良い雰囲気で戦い続けることが出来ました。
―リーグ後半には日大に大差をつけられる敗戦がありましたが、その直後に連勝がスタートし、チームの雰囲気が変わったように見えました。何かきっかけがあったのですか?
これもさっきの話と同じで、きっかけは4年生の声かけだったと思います。日大に負けた後も先輩たちが皆に声をかけてくれて、なんとか気持ちを持ち直すことが出来ました。試合に出場出来ない先輩たちも、対戦相手を想定して自分たちの練習相手になってくれたり、チームメイトのお陰で、良い緊張感を持った練習がずっと出来ていました。だから苦しい敗戦が続いた後も、次の試合に向けて気持ちを切り替えることが出来たんだと思います。
―小酒部選手の目指す理想のプレイヤー像はどんなスタイルですか?
理想のスタイルは、何でも出来るプレイヤーです。去年のインカレでも、厳しいマークにあって全然自分の持ち味を出せなかったので、そういう苦しい時こそ、仲間を活かすプレイをしたり、厳しいマークにつかれたとしても自分で決めきれるプレイヤーになりたいと思います。
―入れ替え戦を経て1部残留を決めることが出来ましたね。最終戦の国士舘大学との試合は如何でしたか?
あの試合は勝てて本当にホッとしました。試合中は「もしかしたら負けてしまうのではないか」という気持ちもあったのですが、最後に4年生が僕たちを引っ張ってくれて、勝ちきることが出来ました。試合が終わった後は本当にホッとしました。
―その後のインカレでは惜しくも青学に敗戦し、早い段階で大会を去る形となりましたが、小酒部選手にとって2度目となるインカレは如何でしたか?
インカレはリーグ戦と全然雰囲気が違いました。その雰囲気にのまれてしまったこともあり初戦は凄く動きが硬かったなと思います。2回戦の青学は、序盤から上手く入れたと思いましたが、後半に入ってから自分たちのシュートが入らなくなってしまい、難しかったです…僕らはあの試合で出来ることを本当に精一杯やったので、敗因とかはないと捉えているんですけど、相手の、特に青学の4年生の気持ちの強さを凄く感じた試合でした。
―両チームともに4年生の意地がぶつかり合う激しい試合展開で、私も試合を見ていて熱くなってしまいました。話は少し変わりますが、小酒部選手は先日までU22日本代表合宿に参加されていましたね。大学に進学するまで全国大会に1度も出場したことのない小酒部選手ですが、代表合宿は如何でしたか?
終わってみれば楽しかったですけど、最初は親しい友達も誰もいなくて、「本当にここでやっていけるのかな」という不安がかなりありました(笑)
―そうだったんですね(笑)代表合宿に参加して、自分が変わったなと思うようなことはありますか?
代表合宿に参加してから、1本のシュートの確率を強く意識するようになりました。チームでは幸嶋監督から「シュートを沢山打ちなさい」と言われていて、自分なりに確率を意識しながら打ってはいるんですけれど、やっぱり代表の試合では長時間プレイタイムを貰えるわけではないので、その1本の確率が大事になってくるなと感じたんです。だからその1本のシュートの確率を上げる意識だったり、ディフェンスの対応だったりと、代表合宿では高いレベルで学ぶことが出来たかなと思います。
―ありがとうございます。ここからは少しプライベートのことを聞いてみたいと思います。小酒部選手は練習から離れると、バスケットボールのことは考えないタイプですか?
うーん、どうだろう…僕はそんなに趣味がないので(笑)暇さえあればシューティングをやったりしてしまうんです。練習がない日は友達と遊んだりしますけれど、これっていつもバスケットのことを考えていることになりますか (笑)
―ばっちりバスケット漬けの日々を送っているようですね(笑)続いての質問ですが、小酒部選手が最近はまっていることがあれば教えてください。
今はまっていていることは、映画鑑賞です。最近Netflixで映画やバラエティー番組を見ることにはまっていてよく見ています。
―何系の映画を見るんですか?
結構何でも見るんですけれど、ホラー系とかコメディー系とかも見ています。
―オススメの映画もしくはバラエティー番組はありますか?
オススメですか?(笑)バラエティーではないですけど、テラスハウスが好きですね。あいのりとかも見ていて面白いなと思います。
―テラスハウスにあいのりですか!甘酸っぱい系ですね(笑)ちなみに神大バスケ部はとても仲が良さそうですが、チームを一言で表すとどんな感じですか?やはり流行りの従兄弟ですか?
いや、それは辻直人選手(日本代表・川崎ブレイブサンダース所属)のネタじゃないですか(笑)うーん、神大バスケ部は家族ですかね。辻選手は「日本代表は大事な時に集まるから従兄弟みたいな存在」と言っていましたけど、僕たちは練習がオフの日でも皆自然に体育館に集まって来て、話したり練習したりしているので、家族みたいな存在です。
―そんな家族の中で1番女の子に人気のある選手は誰だと思いますか?
女の子に人気のある選手…それだと3年生の安達祐馬という選手ですね。彼はイケメンなのでモテます。
―副主将の安達選手ですか。小酒部選手から見てどんなところがモテる要素だと思いますか?
イケメンなところですね(笑)
―小酒部選手は如何ですか?人気急上昇中なんじゃないですか?
そんなでもないです…
―ええ!狙っている女の子多いと思いますよ。では逆に小酒部選手が女の子だったらチームの誰とお付き合いしたいですか?
えぇ、誰だろう…チームの皆は色々個性が強すぎて、迷いますね(笑)
そうしたら、2年生の南澤怜旺という選手にします。自分の出身校である山北高校の後輩です。
―南澤選手の良いところはどんなところですか?
そうですね、体がムチムチしていて、触り心地が良いところですね(笑)あとは性格がとても優しいです。
―小酒部選手推しメンの南澤選手の今後の活躍が楽しみです。続いて幸嶋監督についてお伺いします。小酒部選手にとって幸嶋監督はどんな存在ですか?
幸嶋監督は本当に偉大な人で、僕ら選手の父親のような存在です。神大に誘ってくれたのも幸嶋監督ですし、自分をここまで育ててくれた素晴らしい監督です。もちろん高校の先生や色んな指導者の方にお世話になってきましたけれど、幸嶋監督の紹介で色んなチームの練習に参加することが出来て、自分の世界が一気に広がりました。U22代表合宿に召集されるようになったことも、幸嶋監督のお陰だと思っています。
―それでは最後になりますが、間もなく始まるシーズンに対して質問させてください。小酒部選手は今シーズン、エースとしてどんな風にチームを引っ張っていきたいですか?個人の目標とチームの目標をそれぞれ聞かせてください。
個人の目標としては、何でも出来る選手になりたいです。厳しいマークにあった時も仲間のサポートに回ったり、もっと自分自身のシュートの精度を上げたり、ハンドリングの技術も上手くなりたいです。そのためには練習が必要だと思うので頑張っていきたいです。
チームの目標は、必ずリーグ戦1部に残って、インカレに出場することです。そして去年は青学に負けてベスト16だったので、それを上回るベスト8以上、ベスト4を狙ってチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
―今シーズンも頑張ってください。応援しています。
ありがとうございます。

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