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神奈川大学 男子バスケットボール部
幸嶋 謙二監督 インタビュー

第108回目となるティアンドエイチ最新インタビュー特集では、3月末にKU CAMP2022を主催した神奈川大学男子バスケットボール部の幸嶋謙二監督にインタビューを行ないました。
コロナ禍により大会や試合が中止となる中、KU CAMP2022の開催に込められた幸嶋監督の想いや、現在のチーム状況、更には間もなく始まる春のトーナメントへの意気込みをお聞きしました。

取材日2022年4月13日

―KU CAMP2022お疲れ様でした。コロナ禍での開催は大変なことが多かったかと思うのですが、大会の開催に至った経緯をお聞かせください。
はい。この大会は2011年の3月から行なっている大会なのですが、今年はスポンサーをつけて開催をすることになり、呼称をKU CAMPという形に変更をして開催をさせていただきました。
―2011年から開催されていたのですね。
そうなんです。一回目の時は東海大学と大東文化大学、明治大学と立命館大学の5つの大学で開催をしました。以降は5つの大学をベースに開催しつつ、関西から参加したいと言ってくれるチームも増えて、最大で18チームが参加するような年もありました。何故この大会を開催したかというと、3月末というのは、実戦をするには丁度良い時期だったからです。新チームが始まってから2か月たったこの時期に、色々なチームとスクリメージをするつもりで大会ができれば良いねというのが始まりです。しかしコロナでこの3シーズン大会を開催することができませんでした。色々な方から開催に関して問い合わせを頂きましたし、悩みましたけれども、今の学生たちに実戦の場を提供できればと思い、開催することを決めました。
―今大会は無観客開催でしたが、フルゲーム映像やハイライト映像がCSParkさんで公開されていて、素敵な取り組みだなと思って見させていただきました。
今年はCSParkさん(https://www.youtube.com/c/CSPark/videos)、ウェア会社のヤング商事さん(https://www.inthepaint.jp/)とコラボをしてこのキャンプを開催することになっていましたので、こういった取り組みができたんです。でもこの件に関して私はノータッチでして、うちの学生主務が「KU CAMPをイベントとして企画してはどうだろう」という意見を出してくれて、CSParkさんに掛け合い実現した取り組みだったんです。感染状況がここまで酷くなければ有観客で、それこそ有料でお客さんを入れて開催する案もあったのですが、中々そういう状況ではなくなってしまって…
―急に感染が拡大してしまいましたからね…
そうなんです。急におかしくなってしまって、実際に大会の2日前に1チーム、前日に1チームのキャンセルも出ましたのでそのことは非常に残念でした。ただ、沢山の方が試合映像を見てくれているんだなと今回の取り組みで感じましたね。私はリクルートの関係もあり高校の先生と話をする機会が多いのですが、「YouTubeで試合を見たよ」とか「今年のチームは面白そうだね」と仰ってもらえることができたので、こういった取り組みをやってみて良かったなと思いました。
―試合を終えて、チームの状態は如何でしたか?
本当に良い雰囲気だったと思います。我々は新チームになってから初めての実戦だったので、ボロボロでしたけれど(苦笑)でも本当に開催できて良かったなと思います。今の学生は公式試合や大会が中止になってしまい本当に可哀そうです。練習だけだとああいう雰囲気や経験は味わえませんし、何より試合をすると学生たちは楽しそうなのでやれて良かったなと思います。当たり前なんでしょうけど、試合ってやっぱり楽しいなと思いますし、試合で選手たちは上手くなりますね。
―今年のチームはどのようなチームですか?
今年は去年とはガラっと変わったチームになっていると思います。一昨年と去年はコロナの関係で降格がありませんでしたが、実際はリーグ戦で全敗をしてしまいました。インカレの出場権をかけたチャレンジマッチでも、悪夢の負け方をしてしまいかなり悔しい思いをしたのですが、新3年生の大きな選手がコツコツと育ってきてくれて、それが少しずつ実を結び始めているなと感じています。サイズも上がってきて、オフェンスではポジションアップを無理にでもさせているので、気持ち重たくはなっているんですけど、真面目な子も多いですし、皆頑張ってくれています。去年の悔しい思いを経験している選手たちですので、モチベーションも高く、きっとやってくれると思いますね。
―やはり去年の悔しさはありますか?
悔しさは選手にも私にもあります。しかし我々には「どんなことがあっても言い訳はしない」「Hard work beats Talent!~ハードワークは全ての才能を打ち負かす~」というチームルールを掲げていますので、去年の負けに関しても言い訳をせず、全てをプラスに変えるだけだと捉えて今は頑張っています。彼らは本当に一生懸命頑張ってくれていますし、一生懸命やれることも一つの能力だということを選手たちには伝え続けています。ただ、それで勝てなかったら意味がありません。もちろん勝つことだけが全てではありませんが、やはり勝利を目標にしている以上、去年はチームを勝たせられなかったのでかなり落ち込みました。だからもう一回やってやるぞという気持ちが私にも彼らにもあるので、今シーズンは一味違う神奈川大学をお見せできると思います。
―コロナ禍で練習ができなかったり大会が中止となってしまった時、神奈川大学さんではどのようにモチベーションを保たれていましたか?
とにかく前向きに捉えるようにしようとチームでは話をしていました。去年からトレーナーが常勤で来てくれるようになり、リモートでトレーニングを行なったりとやれることは沢山ありましたし、全部プラスに捉えるように意識をしていました。また、我々はキャンパスがビル型のため保健管理センターがかなり厳しく、感染状況によって本当に活動できない時期もあったのですが、逆に皆が集まれた時にそれだけフレッシュな気持ちで練習ができましたね。実は去年の夏に我々のチームからも感染者が出てしまいました。2週間活動停止をしてようやく活動再開できたと思ったら再開2日後にまた体調不良者が出てしまい、更に2週間練習ができなかったんです。それがリーグ戦直前の出来事で(苦笑)仕方がないというのは変な言い方かもしれませんが、練習ができなかった時も皆プラスに捉えられていましたし、気持ちを切り替えて練習に取り組めていました。それ以降は感染者が出ることもなく最後までやり切ることができました。どこの大学も大変だと思いますし、皆状況は一緒かなと思います。
―4月末から第71回関東大学バスケットボール選手権大会が有観客で開催予定ですね。こちらの意気込みをお聞かせください。
はい。先日組み合わせが発表されましたが、我々としてはどうにか頑張って駒澤大学と拓殖大学との勝者に勝ち、ベスト8の壁を破りたいですね。そしてベスト4掛けで優勝候補の日本大学に挑戦したいと思っています。日大が抜群に強いのは分かっているんですけれど、そこに本気で勝つつもりで準備をしています。毎日ミーティングで話をするんですけど、勝ちたいという気持ちがなければ絶対に勝てないですし、勝つんだという気持ちじゃないと具体的なアクションは起こせないので、それを毎日彼らには伝えています。きちんと準備さえできれば、試合前のロッカールームで選手たちの目がギラギラしていると思うんです。それが今の目標です。綺麗ごとばっかり言っていますが、そういう準備を今はしています。中々上手くいかないんですけどね。
―今年のチームで注目して欲しいプレイヤーはいますか?
注目してほしい選手は新2年生の阿部千寛という選手と、1年生の時から試合に絡んでいた横山悠人、工藤貴哉、工陸都の4年生3人ですね。彼らが最上級生になって、意識が高くなり、工なんかは別人になっているので是非注目してもらえたらと思います。それと保坂晃毅がかなり良い状態になってきたので、保坂と阿部とこの2人も良いと思います。あと1人隠れキャラで永沼創汰朗という選手がいるんですけど、この選手も面白いと思います。彼は高校までずっとセンタープレイヤーだったので、去年は4番で使いつつ今年から3番にポジションを上げて頑張っています。今は少し苦しんでいますけれど、気が利く選手ですし、球際が強く、最後のところで頑張り切れる選手なので見ていただければと思いますね。
―先生からもお名前が上がりました4年生の3人には、彼らが1年生の頃にインタビューをさせていただいたので、4年生になった彼ら3人の活躍が楽しみです。
彼ら3人は本当に良いと思います。最上級生になって、なんというか自分たちに責任感というか「さあやってやるぞ」というエネルギーみたいなものが常に体から滲み出ている感じがしますね。工はたまに僕に怒られてしょぼんとしていますけど(笑)冗談抜きでこの3人は今年やってくれると思います。
―それでは最後に今シーズンの目標をお聞かせください。
リーグ戦に関しては試合数や降格がどうなるのかなど、細かいレギュレーションがまだ分からない状況なのですが、まずは8シードに入ろうというのが我々の目標です。リーグ戦で8シードに入ってインカレに出場し、インカレベスト4を目指そうというのが今年の具体的な目標です。恐れ多くもそのような目標を立てています。
―いえいえ。先ほども勝ちたい気持ちが大切と仰っていましたからね。
そうですね。勝ちたい気持ちと明確な目標がないとアクションを起こせないと思うので、頑張りと思います。
―ありがとうございます。今シーズンのご活躍を応援しております。
ありがとうございました。

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