限られた条件の中で、効率良く練習したい。選手に練習の意味を理解させたい。試合に勝つ経験をさせたい。それぞれの環境で様々な課題があります。
今回のDVDで指導・解説を行なう宮崎県延岡市立西階中学校ソフトテニス部の石田俊司監督は、ソフトテニスの練習方法を多角的に分析し、多くの高校や中学校での練習試合や合同練習、多数の指導者とのコミュニケーションにより、指導方法を研究してきました。
そして、体験から吸収してきた技術や考え方を、どんなレベルの選手にも理解しやすく、選手自身が練習の意味と効果を実感できるメニューにまとめ実践してきました。
その効果は、最近のめざましいチーム成績に表れている通りです。
バッティング理論を応用したストロークやサービスなど、他の競技から応用できる技術を積極的に取り入れた練習や現代の子どもたちの生活習慣や身体機能に着目した指導など、ユニークな切り口で解説が進んでいきます。それぞれの練習には、その練習の意味を明確にして進めることによって、初心者から上級者まで、すぐに活用できる練習メニューになっています。
発売:2013年
実技:宮崎県延岡市立西階中学校ソフトテニス部(男子)
【最近の主な成績】
第63回宮崎県中学校総合体育大会ソフトテニス競技団体戦 優勝
第43回九州中学校ソフトテニス競技大会団体戦 準優勝
第43回全国中学校ソフトテニス競技大会個人戦 3位
平成23年度全国ジュニア王座決定戦 団体3位
九州ジュニア選抜インドアソフトテニス大会団体戦 優勝
~このDVDを見る全国の指導者にメッセージ~
中学校での部活動指導は、自分の経験したことのない競技を持たなければならないことも多々あると思います。最初から難しく考えてしまうこともありますが、その競技に精通していなくても、生徒と共に学び、他の指導者に学び、指導者間で学びあえる環境を作れば、こんなに面白い競技はないと自負しています。また、ソフトテニスに関わる指導者の方々は、いつも温かく受け入れていただき、出し惜しみをせず、多くのことを教えていただきました。目の前で活動している選手たちは、私たち指導者が育ってきた環境とは180度違います。これまでの価値観や技術で指導してもうまくいくはずがありません。多くの情報を共有し、互いに学びあいながら指導することが重要になってきました。中学生という変化の大きな3年間をどう捉え、指導していくべきかを共に考えられるヒントになればと願っています。
石田 俊司
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。