「少ない初心者を、どう育てて中級者・上級者にしていくか・・・」
これは、道場や部活動など、剣道界全体が抱える最も大きな課題のひとつではないでしょうか。
少子化に伴い剣道人口が減少し、剣道界の将来を担う子どもたちの数も決して多くはありません。
かつては人数が多かったこともあり、有能な選手が周囲の影響だけで自然と強くなることも珍しくありませんでした。しかし現在では、剣道を新たに始める初心者はごくわずか。その一人ひとりに丁寧に向き合い、年代に応じた適切な稽古を実践することの重要性を、沼田剣桜会の田原館長は語ります。
沼田剣桜会は、少年剣道の育成に力を注ぎ、数多くの大会で輝かしい実績を残してきた由緒ある道場です。本作では、剣道歴41年を誇り、全国レベルの選手を数多く育ててきた田原泰館長が、「初めて剣道を習う少年・少女」に向けた具体的な指導法を丁寧に紹介しています。
沼田剣桜会が実践する「小学生のうちに身につけておくべき剣道の基本稽古」は、初心者を指導している先生方にとって、必見の内容です。
発売:2016年
※指導者・協力者等の役職、所属は収録日時点のものとなります。